1981-1982年頃 ロイドジェニングス シングルモンク

0

ロイド・ジェニングス時代のシングルモンクです。フルスティック氏がグリーンを手掛ける直前の時代の靴です。ラストが書かれていないので断定できませんが、201に非常に近い印象です。薄手の良質なカーフが使われています。また、ライニングはフルスティック時代と違い、イタリア靴に近い薄く白っぽい光沢のある革が使われています。ソールは新グリーンのように中央が湾曲して盛り上がっている形状です(フルスティック時代はすべてフラットなソールでした)。

ロイド・ジェニングス氏のグリーンの経営は1981年から実質わずか2年ほどでした。ですから同社ネームのグリーンの個体数は非常に少ないということになります。短期間ですが、エドワード・グリーンのブランド名が消えていた時代があったことになります。

画像7で分かるように、ロイドのインソックのロゴを見ると本当にそっくりです。「ロイドはロイド・ジェニングスのような靴屋にしたかったのかな」と思われます。

Default