1993年以前のエドワードグリーンの靴、いわゆる「旧グリーン」を中心にした英国靴をご紹介します。説明文はあくまで私の主観ですので、間違いがありましたらご指摘いただけば幸いです。
全く違うジャンルになりますが、江戸期から明治の若狭塗も掲載しますので、こちらもご覧ください。
グリーンおじさんの応接室(内羽根)
グリーンおじさんのサンルーム(外羽根)
グリーンおじさんの土間(スリッポン)
グリーンおじさんドーバー海峡を渡る(ノルヴィージャンシューズ)
グリーンおじさんの懺悔部屋(モンクストラップ)
グリーンおじさんの作業部屋(ブーツ)
グリーンおじさんの市松部屋(コンビシューズ)
グリーンおじさんの屋根裏部屋(資料館)
グリーンおばさんの部屋(レディース)
別注グリーン インソックの森
いにしえの英国靴
英国教会(チャーチ)
パリの散歩道 フランス靴
すべての道はローマに通ず~イタリア靴
1920-1940年代のリーガル広告 リプロダクション シリーズ
万華鏡 ~ 江戸・明治期の若狭塗
お椀の世界
十数年前、嘉永四年作の「若狭瓣當箱」を入手しました。既に作られてから150年以上経過していましたが、その塗りのあまりの美しさ、作りの正確さに感激し、古い若狭塗を集め始めました。
若狭塗は17世紀末の江戸時代に、小浜藩の御用塗師が作り出したこの地方独特の漆塗りです。檜葉、松葉、卵殻、微塵貝、菜種、稗、紐などを用いて模様を作り、色漆を塗って複雑な模様を作り出すものです。金箔が使われることも多くありました。「研ぎ出しを行う変り塗」が基本なのは津軽塗と同じで、両者は親戚関係と言っていいと思います。しかし、その色彩の鮮やかさ、洗練度、華麗さはどこの地方の漆器とも異なっています。
個人的な感想ですが、若狭塗の絶頂期は天保から明治20年代の50年程の短い期間だと考えています。江戸後期から明治初期の作品は製作から百数十年以上経っていますが、そのほとんどに木地の狂いが見られません。京、江戸、加賀を含めた様々な産地の中でも、木地、塗りを含めて当時小濱が日本最高の水準だったと確信しています。