1960年代製作 ファイティングシール(アザラシ製)グラフトン

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1960年代製作と思われるグラフトンです。素材はFIGHTING SEAL、つまり「アザラシの革」で作られたものです。当然のことながら水には強く、全く水が染み込みません。この革は画像5枚目のような直線的な深い溝が入るのが特徴です。ラストはセミスクエアの73。グラフトンのごつい雰囲気に相性の良い革だと思います。インソックは都市名のないロゴで、かなりスタンプが薄くなっています(画像6)。元々のインソックは画像7のようになっていました。

70年代までチャーチではカーフ以外の様々な動物の革が使われることがありました。しかし、ワシントン条約発効(1975年)以降取引不可能となったこの素材で、現在靴が作られることはありません。ファイテングシール革で作られた靴を見た際は「70年代以前の製作」と判断してほぼ間違いないと思います。

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