1928年3月 リプロダクション初期 Bartley & Sons セミブローグ

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1928年3月のリーガルの広告です。ロンドンのブーツメーカー、Bartley & Sonsのリプロダクションです。小さ目のパンチングの美しいラウンドトゥで、“punched and notched" toe capと書かれています。本文中でリーガルはこのバートレー社に計36足分の注文をしています。画像2枚目がオリジナルで一足£5.10($26.50)という値段でした。画像3枚目のリプロダクションは$6.60です。
画像4枚目はリーガル社のプレジデント、E.J.Blissさんのコメントです。この中でバートレーのオリジナルは、オランダの「オーイステルウェイクOISTERWYK」で鞣されたカーフスキンと書かれており、リーガルも同じ革を使っています。
この文章で何より私が興奮したのは、バートレーのソールが「オークバーク」を使っているという箇所です。オークバークはご存知の方もいらっしゃるでしょうが、オークの樹液に浸して時間を掛けて作られた最高級の底革です。2000年以上前からの製法で、通常のソールの数倍の価格ですが、古いグリーンにはこのオークバークが使われています。

バートレー社からの手紙を写真に撮り、そのまま広告に載せているというのは大胆な手法です。ピールに吸収合併される前なので、のちの時代ではフォスターでお馴染みの「走るキツネ」のロゴが手紙の中に見られます。ロイヤルワラントも二つこの時点で受けています。

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