今は無き素材 STAG SWEDE

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赤シカの皮を鞣したスタッグスエード。英国の「チャールズ・F・スタッド社」が製造した革です。毛足が長く水が染みません。これはこのスタッグの毛に油分が多く含まれるためだと思われます。この革は水洗いできます。高価な革で「通常のスエードの3倍の値段」だと1989年のブルータスには書かれています。

その言葉通り、92年のユナイテッドアローズの開店時に、並べられていたグリーン製の靴の中でもダントツのお値段でした。他のグリーンとは別のブースにスタッグ製のドーバーが展示されており、まさに別格の扱いでした。

スタッグにも個体差があり、毛足の長さ、微妙な色の違いがあります。画像1枚目のようなグレーかかった茶色や、画像4枚目のような黄色に近いものなど様々です。スエードと言うより毛皮と思われるようなものもあります。画像8枚目はその毛足がよく見える写真ですが、質感は「毛皮」そのものです。

残念ながらもうこの素材で作られた靴は全く見られなくなりました。

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    mat2193

    2022/09/30 - 編集済み

    起毛素材を楽しめる季節になってきましたね!貴重なコレクションの数々、眼福です!ブラウン系でも最近の起毛素材と比べると特に自然な色合いと感じます!

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      グリーン参る

      2022/09/30

      靴の革の表面に触れてこんなにうっとりするような感覚はこのスエードだけです。まるで毛並みの良い猫を撫でているような感じです。
      明日から10月、スタッグ素材の靴が活躍しそうです。

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