スエード カーフコンビフルブローグ~made for Edward Green イタリア製

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1990年頃イタリアの工房で製作されたと思われるグリーンネームのフルブローグです。私の履いているグリーンネームの中で、自社工房で作られていない数少ない靴です。ダークオークのカーフとスエードのコンビになっています。イタリア靴独特の甲の立ち上がりが急峻なラスト(画像3)になっており、薄く滑りの良いライニングが用いられています。
グリーンは他のブランドから別注を沢山受けていたので、通常別注靴のインソックプリントは「made by EDWARD GREEN」になっていることが多いのですが、これは「made for EDWARD GREEN」になっており、グリーンの製作でないことが明らかです。アウトソールの革はオークバークのように見えます。ヒール底部になるほど細くなっていくピッチドヒール(画像5)であり、全体に装飾性の高い意匠になっています。ソールの画像からも、踏まず部分が大変細い靴であることが分かります。

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