1950-60年代製作 スタッグスエード製 2アイレットプレーントゥ

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1950-1960年代の製作と思われる2アイレットのスタッグスエード製プレーントゥです。画像5のように腰裏に焼印を押されたようなサイズ、製品番号の数字がうっすら見られます。インソックにもまったくブランド名がないのですが(画像6)、その腰裏の筆跡はグリーンの職人さんの文字のようで、恐らくグリーン製の靴だと思います。スタッグとしては比較的毛足が短い方ですが、画像7のタン部分(ギザギザのところ)からもわかる通り大変厚い鹿革が使われています。ラストが分かりませんが、穏やかなラウンドトゥになっています。画像3でも分かりますが、先端がやや内向きに振られている印象です。靴紐はオリジナルの平紐。ライニングの革がとても柔らかくしっとりしていて、こんなライニングは今どこを探しても見つかりません。
ソールはシングルソールで底革はオークバークを使っているようです。ヒールの化粧釘もかなり太目の頑丈なもの。

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