「大黒屋光太夫 上・下」(新潮文庫/吉村昭著)

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江戸中期の天明2年(1782年)、沖船頭・大黒屋光太夫の指揮する回船は伊勢を出帆、太平洋で嵐にあってロシア国、カムチャッカに漂着する。
そして、紆余曲折を経て帝都サンクト・ペテルスブルグにて女帝エカテリーナに謁見、ロシアの使節ラクスマンに同行して帰国。この光太夫の漂流譚を最新の調査結果に基づいて書いた作品。

吉村昭先生晩年の平成15年の発表作。
漂流記小説の最高峰とも評される名作です。

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