1960年代後半?製作 マックスウェル別注 エイコンセミブローグ

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1960年代後半から1970年頃の製作と思われるエイコンのセミブローグです。この時代にはまだ「カドガン」の名称はありませんでした。大変厚いバナナ色のカーフで、色はチャーチのサンダルウッドに似ています。ラストはこの時代の主力スクエァトゥである33です。カンヌキ留めは打たれてません。革が厚いため爪先のメダリオンも大変深くシャープな印象です。コバが張っており、これも古い靴に目立つ特徴ですね。ヒールは一列の化粧釘の打ちっぱなし。アウトソールは厚くて頑丈なシングルソール。中央に打たれた「3」という刻印の意味が分かりません。
マックスウェルのロゴはサビル・ローの住所になっています。ビスポーク工房であるマックスウェルのグリーンへの別注靴は数が少なく、ほとんどが1970年代前半までの製作のようです。

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