2019/8/17 菊谷に菊石はあるのでしょうか?

初版 2019/08/17 11:42

改訂 2022/09/07 12:42

公開日:2019/08/17

台風一過で広沢川の様子を見に来ました。林道は道路工事のため9月7日まで車両通行禁止、台風倒木のため登山者も進入禁止でした。せっかくなので、予てから疑問、モヤモヤを解消します。

グリンロードを足助方面に走行すると”菊谷橋”の標識があります。順当に考えて球状花崗岩を産出する谷でしょう。論文によれば「広沢滝の西北方500mなる釜ヶ洞山頂に露出せるもので、この露頭は最近発見されたのであるが、球顆は既に採掘し尽くされ、その露出状態を窺ふを得ない」とあります。現地は猿投温泉から東に入る沢を登った山で、フェンスで阻まれ入山できません。標識の谷は、この露頭に続く谷と考えていましたが、スマホのGPSで位置確認した所、幾分離れた場所です。

目的の谷は急峻な険しい谷でした。台風で足場も悪く登ることはできません。モヤモヤが増えてしまいました。

Author
File

prin

球状岩は世界的にみても非常に珍しい石です。
その産地は大変な山奥や無人島であったり、産出範囲が極狭く採り尽くされたり、ただ1個体の報告であったり、転石で露頭が不明であったりと、実際に採取することの困難な石だったりします。
確認された露頭の多くは国や自治体の天然記念物に指定されている場合も多く、その成因は解明されていません。

Default
  • Default

    paperminehunter

    2021/06/23 - 編集済み

    球状調べていたら 先輩にたどり着きました 

    返信する
    • File

      prin

      2021/06/23

      paperminehunterさんコメントありがとうございます。
      先輩はやめてください!
      秋頃から忙しくなる予定のため、こんな時期ですが遠征しています。来月は九州の予定です。近場のフィールドで偶然お会いすることはOKです。天生鉱山、喬木村…連絡頂ければ、馳せ参じます。

      返信する