2022/1/17 産地消滅

初版 2022/01/20 05:15

改訂 2022/09/07 12:42

公開日:2022/01/20

冬の間に西広見球状花崗岩の露頭探索です。背よりも高い枯れ草を掻き分け、たどり着いた切土にはカケラの一つも見出すことができません、ショック!

現地は平成の初めに里山を掘削して土石を採取し、跡地の一部を圃場に整備したようです。現在、耕作放棄され網目のような獣道、イノシシの運動場となっています。埋め立てに使われた土砂はコンクリートやアスファルトの混じる素性の良いものではありません。救いは、開発業者も球状花崗岩の希少さを理解していたようで、隣接する民家が掘り出された岩塊を保存していました。

露頭は埋め立てられた土砂の下か?破壊し尽くされたのか?球状花崗岩成因のヒントは消え去りました。露頭が見つかれば豊田市の天然記念物に推すことができる素材であったのに…残念です。

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球状岩は世界的にみても非常に珍しい石です。
その産地は大変な山奥や無人島であったり、産出範囲が極狭く採り尽くされたり、ただ1個体の報告であったり、転石で露頭が不明であったりと、実際に採取することの困難な石だったりします。
確認された露頭の多くは国や自治体の天然記念物に指定されている場合も多く、その成因は解明されていません。

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