2021/1/13 小判石アーカイブ

初版 2021/01/13 17:52

改訂 2022/09/07 12:43

公開日:2021/1/13

東筑波ユートピア・峰寺山西光院の近くに位置します。1942年に茨城県の天然記念物に指定され、遊歩道が整備されて露頭は保護されています。2017年訪問時には訪れる人はなく荒れていました(2017.10撮影)。

峰寺山球状花崗岩は薄層状の構造を残す黒雲母を主とした核の周囲を菫青石が包み込む他産地にない特徴を持ちます。このことから堆積岩が花崗岩マグマに取り込まれ溶融再結晶した成因説の根拠となっています。

"小判石"の名の通り扁平球状の外形は古くから珍しい石とされ、芦穂の二十三夜講の供養塔や柿岡の雑貨店の庭石に利用されています。筑波地質標本館では"菫青石(球顆状)"の名で展示されています。露頭上部の表面には球顆の抜け落ちた穴が無数に見られ、過去に拾われた標本がミネラルショーなどで出回っています。

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球状岩は世界的にみても非常に珍しい石です。
その産地は大変な山奥や無人島であったり、産出範囲が極狭く採り尽くされたり、ただ1個体の報告であったり、転石で露頭が不明であったりと、実際に採取することの困難な石だったりします。
確認された露頭の多くは国や自治体の天然記念物に指定されている場合も多く、その成因は解明されていません。

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