2020/10/29 加治川の球状花崗閃緑岩

初版 2020/11/03 08:21

改訂 2022/09/07 12:43

公開日:2020/11/3

フォッサマグナミュージアム収蔵品、新潟県唯一の球状岩の生まれた場所の見学です。2匹目のドジョウを狙います。標本の円磨の度合からかなりの距離を旅して採取されたと推測できます。Google Maps で探石できそうな河原を捜します。

河原の礫は主に花崗岩系の深成岩と流紋岩系の火山岩、緻密なフォルンフェルスです。流紋岩は流理が顕著で球顆やそろばん玉状の空隙が発達し、金属鉱物を含み重く汚く変色した礫もあります。想像するに上流の飯豊山地は、白亜紀に古い時代の堆積岩が基盤となる酸性火成岩マグマの変質を受け、日本海拡大による新第三紀の火山活動でいくつもの溶岩ドームを形成、伴う熱水で金属鉱床が形成されたなどと、流れ着いた石の種類から上流域の地質や地史を想像するのも楽しいものです。

石だけではなく、クマも川を下りてくるようです。新発田の街中に「クマ出没注意」の掲示があります。

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球状岩は世界的にみても非常に珍しい石です。
その産地は大変な山奥や無人島であったり、産出範囲が極狭く採り尽くされたり、ただ1個体の報告であったり、転石で露頭が不明であったりと、実際に採取することの困難な石だったりします。
確認された露頭の多くは国や自治体の天然記念物に指定されている場合も多く、その成因は解明されていません。

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