2020/9/24 毛無山南方の球状岩産地

初版 2020/09/26 18:00

改訂 2022/09/07 12:43

公開日:2020/9/26

「長野県下伊那郡喬木村毛無山産球状花崗岩の新露頭について」と題する論文によれば毛無山南方に"隠し洞"以外に"五平路""小豆沢"という球状岩産地が記述されています。隠し洞の収穫なしで時間を持て余して寄り道です。

五平路露頭は林道工事の際に法面に現れ、球状花崗岩、球状閃緑岩、球状岩苦鉄質岩と多様な球顆が含まれたとの記述。現地の多分この辺りは、コンクリートと植栽で産状の確認はできません。

小豆沢露頭は小川川との合流点から100m区間、ミグマタイト様の岩相から球状苦鉄質岩が少量見られるとの記述。現地の多分この辺りは、三遠南信自動車道建設の工事のため立ち入ることはできません。

毛無山周辺で球状岩の産出報告が多いのは火成活動のプロセスの共通性に理由があるのでしょうが、飯田市美術博物館を主体に地元研究者が精力的に活動されている成果なのかもしれません。

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球状岩は世界的にみても非常に珍しい石です。
その産地は大変な山奥や無人島であったり、産出範囲が極狭く採り尽くされたり、ただ1個体の報告であったり、転石で露頭が不明であったりと、実際に採取することの困難な石だったりします。
確認された露頭の多くは国や自治体の天然記念物に指定されている場合も多く、その成因は解明されていません。

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