2021/5/2 四万十青子持ち石

初版 2021/05/02 10:05

改訂 2022/09/07 12:42

公開日:2021/05/02

ヤフオクで興味深い石を発見、画像では球状岩に見えます。球状岩の成因がゼノリス起源であることを示唆するかのような石です。出品者によれば「現地でも過去に数点しか発見されていない極希少品」「川原を30年探して、やっと1個見つけました」そうです。四万十川流域の地質を調べます。四万十帯の付加コンプレックス、砂岩・頁岩・チャート等の堆積岩で構成されていますが、メランジュは何が出てきても不思議でない?河原には蛇紋岩・流紋岩・花崗岩・角閃岩の礫もあるようです。コロナでGWの予定はキャンセル、高知までの旅費を考えれば安い?どうしても気になりポチ、落札してしまいました。

落札後の取引連絡で採取地のお知らせと「大雨が出たときに流れてきたもの」「もし種類が判ればご教示下さい」を受け取ります。

さてさて、どんな石が届いたことやら!

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球状岩は世界的にみても非常に珍しい石です。
その産地は大変な山奥や無人島であったり、産出範囲が極狭く採り尽くされたり、ただ1個体の報告であったり、転石で露頭が不明であったりと、実際に採取することの困難な石だったりします。
確認された露頭の多くは国や自治体の天然記念物に指定されている場合も多く、その成因は解明されていません。

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