2019/6/23 飯豊山地の球状岩

初版 2019/07/08 18:02

改訂 2022/09/07 12:43

公開日:2019/7/8

球状岩を展示している施設を検索していて気になるブログ画像がありました。フォッサマグナミュージアムの訪問記録ですが、新潟県新発田市加治川の河原で2002年採集と記した解説プレートと、明らかに外国産の球状岩の写真です。いざ確認です。しかし、展示スペースに物がありません。誰かの指摘で撤去したのでしょうか?

係員さんにお願いし、学芸員さんにお聞きしました。結果、ブログの写真は加治川産球状岩の横に並べて展示してた外国産球状岩と加治川産の説明文を切り取った写真でした。バックヤードから台車で重たい標本を持ってきていただき快く撮影の了承をいただきました。宝物が増えました。

思うに、市町村合併に伴いフォッサマグナミュージアムと青海自然史博物館の統合リニューアルで展示から外されたのでしょう。博物館自体は統合で、青海石灰岩の化石、来馬層群の化石、一般展示の鉱物・岩石・化石はグレードアップされ、ヒスイに特化した博物館ではなく両館のいい所取り、更に魅力ある博物館となりました。

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球状岩は世界的にみても非常に珍しい石です。
その産地は大変な山奥や無人島であったり、産出範囲が極狭く採り尽くされたり、ただ1個体の報告であったり、転石で露頭が不明であったりと、実際に採取することの困難な石だったりします。
確認された露頭の多くは国や自治体の天然記念物に指定されている場合も多く、その成因は解明されていません。

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