2021/7/13 三俣蓮華岳球状岩?

初版 2021/07/13 05:08

改訂 2022/09/07 12:42

公開日:2021/07/13

ストア出品でヤフオクにナポレオン石がありました。産地の記述はありません。重量8kgとあります。今までに確認してきた石の中では三俣蓮華岳の球状岩にすこぶる近い!いや、間違いない!

三俣蓮華岳の球状岩の露頭はどこから登山しても徒歩で10時間以上かかります。富山県・長野県・岐阜県の県境に位置します。少ない情報を総合すると『三俣蓮華岳の東方・標高2760m地点・見える限りで高さ約10m横約5mの範囲』のようです。三俣山荘付近に転石があることを加味すると『三俣蓮華岳山頂から三俣峠に至る登山道、標高2760m地点、黒部川流域の北東側斜面あたり』を推理します。

実物は松本市四賀化石館で確認した1個体のみです。露頭は部分的な黒白写真しかありません。山用意+8kgを背負って下山する強者はいるのだろうか?三俣蓮華岳球状岩である確証を得なくてはなりません!

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球状岩は世界的にみても非常に珍しい石です。
その産地は大変な山奥や無人島であったり、産出範囲が極狭く採り尽くされたり、ただ1個体の報告であったり、転石で露頭が不明であったりと、実際に採取することの困難な石だったりします。
確認された露頭の多くは国や自治体の天然記念物に指定されている場合も多く、その成因は解明されていません。

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