2021/4/1 早月川の球状岩

初版 2021/04/02 06:42

改訂 2022/09/07 12:42

公開日:2021/04/02

大きな石の上の石、どうやって乗っかったのか不思議です。

早月川の球状岩は鍋増谷と上流の立山川から報告されています。鍋増谷は2018年5月に訪れましたが林道はブッシュに阻まれ車はギタギタ、挙句、道は流されていて通行不能で往生こきました。巡回点検中の地元の方にお聞きします。「今年は雪が例年の2倍ほどあり雪解けが遅い、鍋増谷は雪で入れません、立山川は4躯でも無理です、そろそろクマも冬眠から目覚めます」出直しです!

この剣岳に向かう道を、真冬に徳川家康に会うために立山連峰を越して信州経由で浜松まで、富山城主佐々成政は歩いたそうです。途中、凍傷で動けなくなった者、滑落して命を失った者、半数近くが脱落したそうです。

北アルプス横断は別ルートが有力のようですが、当時の埋蔵金が立て看板の石の近くにあるようです。

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球状岩は世界的にみても非常に珍しい石です。
その産地は大変な山奥や無人島であったり、産出範囲が極狭く採り尽くされたり、ただ1個体の報告であったり、転石で露頭が不明であったりと、実際に採取することの困難な石だったりします。
確認された露頭の多くは国や自治体の天然記念物に指定されている場合も多く、その成因は解明されていません。

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