2021/3/19 美杉町の球状岩ふたたび

初版 2021/03/19 18:21

改訂 2022/09/07 12:43

公開日:2021/3/19

何か忘れ物をしたような気分です。モヤモヤしています。美杉の八手俣川に連れて帰る筈の娘が待っている感じがします。こんな時は行動です。

前回の採取地、川の中に!待たせてごめんなさい。

ゴソゴソしていると軽トラが止まります。罠師、古田洋隆さんです。獣害に環境保護のお話やテレビ出演のお話に盛り上がります。「ここの菊石は20年前の漁協時代に私が見つけた、亡櫓橋の上流に抱えるぐらいの石が沢山あった」位置的には津市から得た情報と同じ場所です。前回の踏査では見つけることができなかった河原です。

丹生俣球状岩、川の中に!見つけました。

美杉球状花崗岩の発見者は山田茂さん、丹生俣球状岩の発見者は古田洋隆さんで大団円です。

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球状岩は世界的にみても非常に珍しい石です。
その産地は大変な山奥や無人島であったり、産出範囲が極狭く採り尽くされたり、ただ1個体の報告であったり、転石で露頭が不明であったりと、実際に採取することの困難な石だったりします。
確認された露頭の多くは国や自治体の天然記念物に指定されている場合も多く、その成因は解明されていません。

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