2021/1/18 江田島球状花崗岩アーカイブ

初版 2021/01/21 17:30

改訂 2022/09/07 12:43

公開日:2021/1/18

沖美の球状花崗岩は地元の脇さんのブログ"江田島って…どんなとこ?"に、2012年2月に「5年ほど前に発見した」と記述しておられます。2014年にはNHK"お好みワイドひろしまみっけ‼︎"に取り上げられ、専門家により捕獲岩(ゼノリス)と判断されました。「江田島球状捕獲岩」です。発見当時、地質調査所・広島大学・江田島市に連絡されたそうですが…たち消えになったと…広島県や江田島市内には石などに興味を持たれる方は皆無と嘆いておられました。早急な学術調査を希望されておられます。

初めて現地を訪れたのは2017年でした。露頭位置は事前に把握していたのですが海岸に降りるアプローチがありません。暗中模索、岬に到着です。ピンク色の花崗岩に無数の目玉模様、ベッピンさんに感動的な出会いでした(2017.9撮影)。

※ミューゼオでは球状岩の重複した名称を避けるため産地の名称を付けて「沖美球状花崗岩」としてきましたが、脇さんのブログで使用される「江田島球状花崗岩」に変更します。

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球状岩は世界的にみても非常に珍しい石です。
その産地は大変な山奥や無人島であったり、産出範囲が極狭く採り尽くされたり、ただ1個体の報告であったり、転石で露頭が不明であったりと、実際に採取することの困難な石だったりします。
確認された露頭の多くは国や自治体の天然記念物に指定されている場合も多く、その成因は解明されていません。

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