2019/4/17 飛騨民族考古館の蛤石

初版 2019/04/26 18:04

改訂 2022/09/07 12:43

公開日:2019/4/26

外見は、専勝寺の球状岩とよく似ています。雨乞いのため淵に沈められたのはどちらでしょうか?どれが雄で雌でしょうか?館内には館長自ら採取した飛騨古川宮川河床の50㎝ほどある球状岩も展示してあります。

館長に話をお聞きしたところ、来年に閉館予定だそうです。この蛤石をはじめ、多くの展示物の嫁ぎ先も決まっていないそうです。末永く後世に継承するため、良いご縁がありますように。

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prin

球状岩は世界的にみても非常に珍しい石です。
その産地は大変な山奥や無人島であったり、産出範囲が極狭く採り尽くされたり、ただ1個体の報告であったり、転石で露頭が不明であったりと、実際に採取することの困難な石だったりします。
確認された露頭の多くは国や自治体の天然記念物に指定されている場合も多く、その成因は解明されていません。

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    2019/04/27

    興味深いお話です。
    この石の行方も気になるところですが、他にもこういうモノって以外とたくさんあるのかもしれませんね。

    身近なところでは、私の祖父や叔父がコインや切手の収集をしていましたが、祖父も叔父も亡くなってしまい、そのコレクションは流れ流れて私の手元に来ました。
    私の収集品もそうですが、これらは将来どういう道を辿るのでしょうか……。
    願わくば、価値を理解してくれて、大切にしてくれる方の手元に届くことを祈るばかりです。

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      prin

      2019/04/27

      コメントありがとうございます。
      私は学生の頃、化石採集に狂っていました。就職し、少々熱が冷めたため、お世話になっていた博物館で収蔵して頂きました。
      今のコレクションは、個人的な理由から目標を持つために始めたのですが、最終的にはどこかの施設で保管・公開できれば幸せと考えています。

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    prin

    2020/11/14

    飛騨民族考古館は令和2年5月末に閉館となりました。お疲れ様でした。

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