2020/3/20 笹間ヶ岳の球状花崗岩

初版 2020/03/23 18:04

改訂 2022/09/07 12:43

公開日:2020/3/23

笹間ヶ岳球状花崗岩の露頭を案内していただきました。平成25年の地質図解説では「笠間ヶ岳と天神川のほぼ中間の尾根部」「笠間ヶ岳北方」の2箇所が読み取れるのですが、急峻な地形、脇道だらけの登山道、少ない情報から探すのをあきらめていた場所です。「地図に書けそうもない複雑な稜線をたどる」と書かれたブログもあります。到着した露頭は解説のどちらの場所でもない感じです。

現地は風化・変質が著しく決して新鮮な露頭ではないのですが、ほぼ手付かずで荒らされていない表面に、コロコロと顔を出す球顆は感激物です。

次回の案内役は"Geographica"です。何度も助けられた優れソフトです。ルートも位置もしっかりと覚えてくれてます。

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球状岩は世界的にみても非常に珍しい石です。
その産地は大変な山奥や無人島であったり、産出範囲が極狭く採り尽くされたり、ただ1個体の報告であったり、転石で露頭が不明であったりと、実際に採取することの困難な石だったりします。
確認された露頭の多くは国や自治体の天然記念物に指定されている場合も多く、その成因は解明されていません。

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