2019/9/12 万古川の銭石

初版 2019/09/12 18:55

改訂 2022/09/07 12:43

公開日:2019/9/12

万古川から球状岩を産出することは古くから知られていました。2007年には不動滝の50m下流に露頭が発見された記載論文が出ました。私も昨年幾度か二軒屋キャンプ場に流れ着いていないか探石したのですが空振りです。4月には唐沢滝からのルートで沢下りしたのですが、危険を感じて引き返しました。今の時期なら水に浸かっても寒くない!低山登山ぐらいの用意で再チャレンジです。

唐沢滝駐車スペースで渓流釣りのグループにお会いし、不動滝の下流に到着するベストなルートを相談です。距離は長くなるが、天然記念物の栃の木までは登山道が整備されており、そこから本川に下り、遡行するルートが安全そうです。でかい滝を2つ迂回する必要がありそうですが、鎖と足場が整備されているそうです。

露頭付近まで1時間30分、帰り道2時間30分、高低差350m以上、もう二度と行きません。でも、採れちゃいました。久しぶりの日本の球状岩アップします。

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球状岩は世界的にみても非常に珍しい石です。
その産地は大変な山奥や無人島であったり、産出範囲が極狭く採り尽くされたり、ただ1個体の報告であったり、転石で露頭が不明であったりと、実際に採取することの困難な石だったりします。
確認された露頭の多くは国や自治体の天然記念物に指定されている場合も多く、その成因は解明されていません。

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