2019/4/5 広沢川の脱落球顆

初版 2019/04/05 21:03

改訂 2022/09/07 12:43

公開日:2019/4/5

久しぶりの広沢川です。

昨年の台風の影響で倒木あり、猪の堀跡ありで荒れ放題です。

説明文の脱落球顆ですが、外見は丸い花崗岩の石ころです。猿投の球状花崗岩はマトリックス部分がペグマタイト質で風化しやすく、緻密な球顆が分離して転石として沢から発見されます。この球顆を切断すると長石か花崗岩を中心に周りをグラフィック構造が取り巻いた”菊の花”を想像させる構造が確認できます。

いったいどこから流れてきたのか、運よく2個体採取できました。

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球状岩は世界的にみても非常に珍しい石です。
その産地は大変な山奥や無人島であったり、産出範囲が極狭く採り尽くされたり、ただ1個体の報告であったり、転石で露頭が不明であったりと、実際に採取することの困難な石だったりします。
確認された露頭の多くは国や自治体の天然記念物に指定されている場合も多く、その成因は解明されていません。

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