Fred Frith “Guitar Solos”

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漸く、たどり着きました、天才ギタリストFred Frithのソロアルバムとしてはファーストアルバム、その名も”Guitar Solos”です。Fredについては前回、バイオグラフィーを書きましたので、省略しますが、ちょっとだけ補足を。彼は自分が関わったグループとしては、Henry Cow, Art Bears, Massacre, Skeleton Crewがらあり、またそれ以外にもRobert Wyatt, Derek Bailey, the Residents, Lol Coxhill, John Zorn, Brian Eno, Mike Patton, Lars Hollmer, Bill Laswell, Iva Bittová, Jad Fair, Kramer, the ARTE QuartettやBob Ostertagなどの強者ともコラボをしています。このような多彩で精力な活動していますが、その中に、本作品でもある”Guitar Solos”と言うシリーズを出しています。Henry Cowのファーストアルバムをリリースした後の1974年に、Fredの最初のソロアルバムでもある本作品をリリースしていますが、彼がギターで何をしようとしたか柄垣間見れます。このアルバムには、8曲が納められていますが、全て、LondonのCamden TownにあるKaleidophone Studioで、たった4日間で録音されており、全曲オーバーダブ無しの一発録りの即興演奏で作製されています。内容は、題名通り、ギター或いはプリペアード・ギターによる即興演奏はそのままパックしたものですが、単にプリペアード・ギターで変な音を出している訳ではなく、とてもソロで一発録りとは思えない万華鏡のような音色が聴取できますし、それを可能にしているFredのテクも凄いです。この時期、またルーパーもない時代ですので、そこら辺は機材とテクで演っているようです。また音域の幅も広く、ギターの可能性を拡張したと言っても過言ではないでしょう。
即興演奏とは何か?ソロとは何か?に興味のある方は是非ともこのアルバムを聴いてみて下さい。それでなくても一つの楽器でどこまで出来るのか?を興味のある方も是非是非!

https://youtu.be/YSOFCm_ejbo

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