Wire “Not About To Die”

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待望!Wireの新譜!と思ったら、この作品は、以前から出回っていたデモ音源をコンパイルしたブートレッグ(副題が“Studio Demos 1977-1978”)を正式にマスタリングして出したものです。元々、スタジオ録音されていたものなので、音自体は良いです。しかも、この録音の時期って、丁度、”Chairs Missing” 〜”154”の辺りなので、曲自体もアブラの乗っていた初期の音源です。スタジオで、彼等が作った曲を荒削りのまま、録音したと言えば良いのかな?まだ、プロデューサーのMike Thorneが手をつけていない状態での音源なので、貴重です。これを聴くと、後のMike Thorneのアレンジの巧みなところがより分かると思います。ここでは、殆ど、Kbdは使われておらず、またギターのエフェクターもあまり露骨には使われていません。なので、モロ初期の出来立てホヤホヤの音源として良いでしょう。むしろ、この頃の原曲はギターを中心にしたノリの良い曲だったみたいです。特に、”154”に収められている曲はアレンジも音自体もかなり変わっています。初めは皆、こうなんだなあと感慨深い思いすらしますね。個人的にはB面の”Ignorance No Plea (I Should Have Known Better)”や”On Returning”辺りがドンピシャですね。強いて言うならば、”Pink Flag”のノリで、”Chairs Missing”や”154”の曲を演奏した感じですね。と言う訳で、これが2022年にWireの新譜として正式にリリースされたことは大きいですね。余談ですが、DrのRobert Gotobedは、再結成に際して、本名のRobert Greyに改名(?)しています。Wireが好きな方は是非とも聴いた方が良いですね。お勧めです。

“Ignorance No Plea (I Should Have Known Better)”
https://youtu.be/p2Uz6VbIFm0

“Culture Vulture”
https://youtu.be/ZEmIyRfciDw

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