Maximum Joy “Station M.X.J.Y.”

0

皆んな、覚えているかな?あの強烈なポストパンク・バンドThe Pop Groupが分裂して出来たバンドの一つが、このMaximum Joyだと言うことを❗️正確に言うと、元The Pop Groupのメンバーと、同郷(Bristol)の元Glaxo Babiesのメンバーとが合体して出来たバンドです。結成は1981年。メンバーはJaninie Rainforth (Vo, Vln, Clarinet), Tony Wrafter (Sax, Flute, Trumpet: 元Glaxo Babies)が、中心になって、他のメンバーCharline Llewelin (Dr : 元Glaxo Babies), John Waddington (G : 元The Pop Group), Dan Catsis (B: 元The Pop Group & 元Glaxo Babies)をリクルートしてきて出来たバンドで、後にKev Evans (B, Piano, Vo)やJeremy Hirsch (Kbd, Trumpet)及びNellee Hooper (Perc,Back-Vo)も加わります。Tony曰く「ジャズ、レゲエ、ファンク、パンク、ソウル、ヒップホップ、ダブ、アンビエント、、必要なものは何でも取り入れた。だから単純なスタイルじゃないんだ」とのこと。1981年6月に”Stretch”、1982年2月に”White and Green Place”そして1982年7月に”In The Air”をY Recordsからシングルとしてリリース。”Stretch”の後、BはDan CatsisからKev Evansに代わっています。そして1982年10月に、待望のアルバム”Station M.X.J.Y”をAdrian Sherwoodのプロデュースでリリースします。それが本作品になります。この後、Jeremy Hirschが Tony Wrafterの代わりに加入し、Nellee Hooperが加わります。そして、Dennis Bovellのプロデュースで、Timmy Thomasのカバー曲"Why Can't We Live Together"を、"Man of Tribes"と抱き合わせで、シングルとしてリリースします。しかし、このシングルのリリースする時に、Janine Rainforthが、無理矢理バンドを脱退しようとして、新しい VoのPetaが加入した為、両A面で、1983年4月にリリースされます。その後、バンドは解散しています。その後、2015年8月19日に、Janine Rainforth (Vo Kbd), Charlie Llewellin (Perc,Kbd), Marek Bero (B), James Byron (G), Miroslav Haldina (Dr)のメンツで再結成し、MXMJoYとバンド名も改め、アルバム” p.e.a.c.e”をリリースし、現在に至ってます。ザッと言うとこんな感じでしょうか。
それでは、Maximum Joyの最初にして最後のアルバム”Station M.XJ.Y.”を紹介します。インスト曲を含む全8曲入り。とにかく、展開が複雑で、しかも、基本は跳ねるような硬質なファンクなリズムから成ります。以前にRip Rig + Panicを紹介しましたが、こちらの方が自由度の高い、スポンティーニアスな音楽だと再認識しました。各メンバーが色んな楽器が出来るからか、音色的にもカラフルで、雑食性が顕著です。こうやって聴き比べてみないと分かりませんでしたね。特にA面ではダブ的ミックスがされており、Adrian Sherwoodの手腕が冴えています。またB1では巷の雑踏の音が効果的に使われており、ここにもちょっとした実験性を感じますね。それも、全てのパートが即興的に奏でられているからでしょう。ちょっと面白いので、これから聴き比べてみますね。皆さんも機会があれば、聴き比べてみて下さい。

side A: Catch 1
A1 “Dancing On My Boomerang”
A2 “Do It Today”
A3 “Let It Take You There”
A4 “Searching For A Feeling”
side B: Throw 2
B1 “Where's Deke?”
B2 “Temple Bomb Twist”
B3 “Mouse An' Me””
B4 “All Wrapped Up!

A4 “Searching For A Feeling”
https://youtu.be/QCO9JGLy3xA?si=SNCmMPD5Iv08C4zn

[full album]
https://youtube.com/playlist?list=OLAK5uy_kV7Gb1IYM95r9oR31mdxm0mhFsAmwQvX8&si=GtKOke7fe9k9oLp6

#MaximumJoy #StaitionM.X.J.Y. #YRecords #ThePopGroup #GlaxoBabies #Funk #Dub #AdianSherwood #JaninieRainforth #TonyWrafter #CharlineLlewelin #JohnWaddington #DanCatsis #KevEvans #JeremyHirsch #NelleeHooper

Default
  • File

    オマハルゲ

    2023/11/11 - 編集済み

    ポップ・グループから分裂したマーク・スチュアート&マフィアとピッグバッグは追いかけてましたが、マキシマム・ジョイだけ殆ど聞いた記憶がありません。
    ピッグバッグなぞ日本公演をステージに近い席で堪能したのに、これはポップ・グループの中心だったマークと日本でCMに起用されたピッグバッグとの知名度の差、だったのかも。当時は貧乏学生だったので余裕がなかったというのもあります。

    返信する
    • File

      Dr K2

      2023/11/12

      そうですね。私もThe Pop Group解散の後、Maximum Joyだけは中々触手が出ませんでしたが、やっぱり聴いておいた方が良いかなと思って、遅らせながら、アルバムだけは購入しました。Mark Stwartは、ソロになって随分してから来日公演を観に行きましたね。

      返信する