XTC “White Music”

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これぞ、XTCの真骨頂にしてデビューアルバム、”White Music”です❗️当時は、テクノポップ・バンド或いはニューウェーブ・バンドと言う人が多かったと思いますが、私もそのような括りで聴いていました。私自身はこの頃のXTCが一番好きでしたので、精々、4枚目の”Black Sea”までしか買ってはいませんね。それで気付いたのですが、KbdのBarry Andrewsが使っていたのは、ピアノとオルガンだけなのですね。シンセもこのアルバムては使っていないようです。それを「テクノポップ」にしているのは、アレンジ力によるところが大きいと思います。例えば、オルガンのロング・トーンは弾かないとかサスティーンは短く弾く/歌うと言ったことで、このアルバムをテクノポップの経典にしてしまったのです。バイオグラフィーは前回書いていると思いますので、省略させて頂きますが、メンバーだけ。 Partridge (Vo, G), Colin Moulding (B, Vo), Barry Andrews (Kbd), Terry Chambers (Dr)で、Barryは2枚のアルバムを残して1979年に脱退しています。その代わりに Dave Gregory (G, Kbd)が加入し、音楽的にはそれまでのテクノポップ路線からBrit Pop路線に変わります。また、1980年代初頭にAndyかステージ恐怖症になり、バンドはライブ活動が出来なくなり、1983年にはTerryが脱退。レコーディング・バンドになります。2005年には長年の相方Colinも離れて、バンドとしては成立しなくなり、Andyも「もはやXTCが新作を出すことはないだろう。」と宣言して、事実上、XTCは消滅します。彼等の略歴を簡単に書くとこんな感じですね。
それで本作品ですが、A1”Radios In Motion”から始まり、Bob Dylanのカバー曲”All Along The Watch Tower”で折り返し、またB1”Atom Age”から
なだれ込んで、B6の名曲”Neon Shuffle”で締めますが、まあ、目立ちたがり屋が2人(誰かはわかりますよね?)もいるの為か、曲のテンションは全体的に高目ですね。しなもシンセ無しでも充分テクノポップな音になっています。Andyが殆どの曲を書いていますが、特に個人的なお気に入りは”This Is Pop”の皮肉たっぷりの曲とオルガンが特徴的な”Neon Shuffle”とかですね。あとはコーラスワークも冴える”Status of Liberty” や”New Town Animal”辺りもでしようか。まあ全曲、私の好みなんですが。私は、ホント、このアルバムとセカンドの”Go 2”は良く聴いていましたね。しかし、シンセも使わず、テクノポップ路線でやってきたのは、彼等のソングライティングとアレンジの能力が高かったことの証左でしよう。なので、テクノポップを語るには、このアルバムは必聴でしょう!ねっ?皆さん!

https://youtu.be/px-E3Fw253o

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