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Pigbag “Dr Heckle And Mr Jive”
さあさあ、聴き比べですよ。「元The Pop Group一派」❗️今回はPigbagです。多分、皆さんの中には1980年代のホンダのCMソングが甦るかもしれませんね。因みにバンド名はメンバーが着ていた見窄らしいイボ猪の柄のシャツに由来するらしいです。一応、バイオグラフィーを書いておきます。1980年末にCheltenhamアート・カレッジのフッション科の学生だったChris Hamlinが、旧友のマルチ奏者のRoger Freemanをリクルートしてきた時に、一緒にChris Lee (Trumpet)とJames Johnstone (Gで、Alto-saxを練習中)も一緒に、公園やHamlinの家や色んな場所でジャムセッションを行なっていたことから、生まれたのが、このバンドPigbagでした。もう少し真面目にやろうと決意して、Jamesの旧友で、HardwareというバンドにいたAndrew “Chip” Carpenter (Dr)とMark “Miff” Smith (B)をリクルートしてきます。このジャムセッションで、有名な曲”Papa’s Got A Brand New Pigbag”のアイデアが浮かんだそうです。それで、Simon Underwood (B)がThe Pop Groupを脱退したとの噂を聞いて、Chis Hamlinは知り合いと言う知り合いを通じて、Simonの住所を書き出し、彼をPigbagに引き入れようとします。それでChris HamlinとJamesはヒッチハイクしてSimonに会いに行き、自分達のテープを聴かせます。それを気に入ったSimonは、自身の友人のOllie Moorer (Tenor Sax)も紹介し、Chris Hamlin等のバンドに加入します。それで、彼等はSimonのコネで、The Slitsの前座としてライブ演奏する機会を得ることが出来ました。また、実際やってみて、評価も高かったようで、1981年にLondonのBerry Street Studioで初の録音を開始します。そうして完成したのが、”Papa’s Got A Brand New Pigbag”ですが、これはJames Brownの曲名をちょっとだけ変えたとか。このシングルはY Recordsが版元になり、Rough Tradeが配給してました。このシングルはちょっとした地下ダンス・ミュージック・シーンでヒットとなり、彼等はこれで英国内や米国にもツアーに出ることができました。ただその前に、Chris Hamlinはエゴがぶつかるバンドの内情に嫌気が指して、脱退しています。1982年4月にに、彼等ののファースト・アルバム”Dr Heckle And Mr Jive”がリリースされ、英国インディーチャートで数週間に渡り、チャートインしています。それで、長い国内大学ツアーをやることになりますが、結果、バンドは疲弊してしまいます。ただ、この時期にTV番組Top of the Popsに2回出ています。その直後にRoger Freemanは脱退します。バンドはBrian Nevill とOscar Verdenを加えた新体制で、シングルの録音に挑みます。そのすぐ後にNYのジャズシンガーAngela Jaegerが加わり、セカンド・アルバム”Lend An Ear”を1982年の夏に録音しています。それで、1983年にSimon Underwoodと Angela Jaegerは結婚します。その後、ツアーを行いますが、アルバムに余り良い評価が得られなかったことやバンドの方向性や差異が分からなくなってきたこともあり、1983年6月にPigbagは解散しています。 それで、本作品”Dr Heckle And Mr Jive”を紹介したいと思います。この時のメンバーは、Andrew ”Chip” Carpenter (Dr, Perc), Simon Underwood (B, Cello, Vln), James Johnston (G, Alto sax, Perc), Ollie Moore (Tenor sax, Sanza, Alto clarinet), Chris Lee (Trumpet, Perc), Roger Freeman (Perc, Trombone, Kbd, Piano)です。BPMちょっと高め目なインスト・ファンク・チューンが詰め込まれており、どの曲もダンサブルです。確かにジャム・セッションから出来た曲なので緊張感はありますが、それが適度で、寧ろ本来の意味での即興的要素は割と少なく、寧ろ、楽しげに演奏している感が強いですね。そして、白人にも関わらず、ソウルフルな管楽器のアンサンブルが陽気でイカしてます。A面最後の”Brian The Snail”は深いディレイ音でノイジーになりますが、最後でサーカスの歌が流れるというドッキリやB面最後の”As It Will Be”はしっとりと締めるかと思いきや、電子ドラムやフリーキーなサックスも用いての実験的な曲で終わります。ここら辺はプロデューサーのDisc O’Dellの手腕ですかね? とまあ、今までは何となく元Pop Groupと言う看板に乗せられていましたが、寧ろ、Pop Groupの元メンバーは、他のグループからの誘いで参加していることが結構あったのだなあと反省しております。皆さんも、そう言う目で見てみて/聴いてみてはどうですか? side A: Dr Heckle A1 “Getting Up” A2 “Big Bag” A3 “Dozo Don” A4 “Brian The Snail” side B: Mr Jive B1 “Wiggling” B2 “Brazil Nuts” B3 “Orangutango” B4 “As It Will Be” シングル”Sunny Day” https://youtu.be/DSk7muvdzuk?si=YAwUNt3IPjG227X4 [full album] https://youtube.com/playlist?list=OLAK5uy_kdanVRLCrMoFMcgh5GM4CtdS3BQz6OIXo #Pigbag #DrHeckleAndMrJive #YRecords #RoughTrade #Funk #PostPunk #ThePopGroup #Latin #Andrew”Chip”Carpenter #SimonUnderwood #JamesJohnston #OllieMoore #ChrisLee #RogerFreeman
Funk / Post Punk Y records (Japan Records) 不明Dr K2
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Maximum Joy “Station M.X.J.Y.”
皆んな、覚えているかな?あの強烈なポストパンク・バンドThe Pop Groupが分裂して出来たバンドの一つが、このMaximum Joyだと言うことを❗️正確に言うと、元The Pop Groupのメンバーと、同郷(Bristol)の元Glaxo Babiesのメンバーとが合体して出来たバンドです。結成は1981年。メンバーはJaninie Rainforth (Vo, Vln, Clarinet), Tony Wrafter (Sax, Flute, Trumpet: 元Glaxo Babies)が、中心になって、他のメンバーCharline Llewelin (Dr : 元Glaxo Babies), John Waddington (G : 元The Pop Group), Dan Catsis (B: 元The Pop Group & 元Glaxo Babies)をリクルートしてきて出来たバンドで、後にKev Evans (B, Piano, Vo)やJeremy Hirsch (Kbd, Trumpet)及びNellee Hooper (Perc,Back-Vo)も加わります。Tony曰く「ジャズ、レゲエ、ファンク、パンク、ソウル、ヒップホップ、ダブ、アンビエント、、必要なものは何でも取り入れた。だから単純なスタイルじゃないんだ」とのこと。1981年6月に”Stretch”、1982年2月に”White and Green Place”そして1982年7月に”In The Air”をY Recordsからシングルとしてリリース。”Stretch”の後、BはDan CatsisからKev Evansに代わっています。そして1982年10月に、待望のアルバム”Station M.X.J.Y”をAdrian Sherwoodのプロデュースでリリースします。それが本作品になります。この後、Jeremy Hirschが Tony Wrafterの代わりに加入し、Nellee Hooperが加わります。そして、Dennis Bovellのプロデュースで、Timmy Thomasのカバー曲"Why Can't We Live Together"を、"Man of Tribes"と抱き合わせで、シングルとしてリリースします。しかし、このシングルのリリースする時に、Janine Rainforthが、無理矢理バンドを脱退しようとして、新しい VoのPetaが加入した為、両A面で、1983年4月にリリースされます。その後、バンドは解散しています。その後、2015年8月19日に、Janine Rainforth (Vo Kbd), Charlie Llewellin (Perc,Kbd), Marek Bero (B), James Byron (G), Miroslav Haldina (Dr)のメンツで再結成し、MXMJoYとバンド名も改め、アルバム” p.e.a.c.e”をリリースし、現在に至ってます。ザッと言うとこんな感じでしょうか。 それでは、Maximum Joyの最初にして最後のアルバム”Station M.XJ.Y.”を紹介します。インスト曲を含む全8曲入り。とにかく、展開が複雑で、しかも、基本は跳ねるような硬質なファンクなリズムから成ります。以前にRip Rig + Panicを紹介しましたが、こちらの方が自由度の高い、スポンティーニアスな音楽だと再認識しました。各メンバーが色んな楽器が出来るからか、音色的にもカラフルで、雑食性が顕著です。こうやって聴き比べてみないと分かりませんでしたね。特にA面ではダブ的ミックスがされており、Adrian Sherwoodの手腕が冴えています。またB1では巷の雑踏の音が効果的に使われており、ここにもちょっとした実験性を感じますね。それも、全てのパートが即興的に奏でられているからでしょう。ちょっと面白いので、これから聴き比べてみますね。皆さんも機会があれば、聴き比べてみて下さい。 side A: Catch 1 A1 “Dancing On My Boomerang” A2 “Do It Today” A3 “Let It Take You There” A4 “Searching For A Feeling” side B: Throw 2 B1 “Where's Deke?” B2 “Temple Bomb Twist” B3 “Mouse An' Me”” B4 “All Wrapped Up! A4 “Searching For A Feeling” https://youtu.be/QCO9JGLy3xA?si=SNCmMPD5Iv08C4zn [full album] https://youtube.com/playlist?list=OLAK5uy_kV7Gb1IYM95r9oR31mdxm0mhFsAmwQvX8&si=GtKOke7fe9k9oLp6 #MaximumJoy #StaitionM.X.J.Y. #YRecords #ThePopGroup #GlaxoBabies #Funk #Dub #AdianSherwood #JaninieRainforth #TonyWrafter #CharlineLlewelin #JohnWaddington #DanCatsis #KevEvans #JeremyHirsch #NelleeHooper
Funk / Post Punk Y records (Japan Records) 不明Dr K2