Damon Edge “Alliance”

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本作品は、あの西海岸の闇Chromeの片割れであるDamon Edgeの初のソロアルバムです。調べてみると、彼は本名Thomas Wisse、カリフォルニア芸術学院卒で、彼こそがオリジナルのChrome(最初の1枚目のアルバム”Visitation”)だったのです。その後、セカンドからHelios Creedとのデュオになり、ヨーロッパなどでカルト的人気を博します。1980年にFabirnne Shineと結婚しましたが、1983年にCreedと決別し、Fabienneと共に渡仏し、Chromeを名乗っていました。そして、1988年に西海岸に舞戻ってきましたが、1990年にFabienneと離婚。1995年にアパートで腐乱死体になった彼が発見されたとのことです。その後はCreedがChromeを名乗って活動しています。そんな背景で作られた本作ではEdgeがVo/G/Synth/Perc/作詞/作曲を担当しており、そのバックは主にRemy Deville (G), Renaud Thorez (B)とPatrick Imbert (Drs)が固めています。しかしながら、本作品は、Voのエフェクトが少ないこと以外は、良くも悪くも、それまでのChromeの音楽性と大差はないようにも思えます。ただし、フェイザーやフランジャーをかけたGはやや後退し、代わってPianoなども使用されており、やや感傷的な一面もみせていますが、そこはオリジナルChrome!ちゃんと「闇」も用意してあります。また、B面2曲目は3部構成から成るChrome版エレクトロ・サイケな組曲になっており、聴き応え充分です。ただ、B面最後はEdgeが弾くPianoの小曲で、何か悲しげなところがあるのが気にかかります。そのずっと後でHelios CreedのソロもCDで聴いたのですが、音楽性はChromeとさほど変わらなかったと記憶しています。なので、二人とも嫌と言う程「Chrome」だったと言う訳です。

A1 “Blue Nights” (4:50)
A2 “I'm A Gentleman” (4:10)
A3 “When I'm Not Alone” (5:40)
A4 “Why Not Give Me Your Next Trance” (2:00)
A5 “Alliance Of Hearts” (3:00)
B1 “Angel Fire” (4:40)
B2 “Coming At La Mer To A World Left Behind” (13:10)
B3 “Rhapsody In Maroon” (1:15)

https://youtu.be/4IlMFx_nPU8?si=8Hvpny0YBYcUqlWn

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