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国産初の標準ズーム Zoom Nikkor Auto 43-86mm F3.5(C)
Zoom Nikkor Auto 43-86mm F3.5(C) は、63年発売の国産初の標準ズームレンズの、Zoom NIKKOR Auto 43-86mm F3.5 を、多層膜コーティングされたレンズで、初代の43-86の最終バージョンです。New Zoom Nikkor 43-86mm からレンズ構成が変わります。
フレアー、モアレが少なくなり、当時としては画期的なレンズでした。
1959年発売のニコンFによって本格的なプロユースの一眼レフシステムを完成したニコンが、中級クラス一眼レフとして登場させたカメラが、1965年に登場の「ニコマートFT」です。
シャッターは1/1000秒まで、自社製ではなくコパルスクエアSという縦走り金属シャッターを採用、基本的には総金属製で、コストダウンモデルでありながらも堅牢性の高いモデルです。
露出計が内蔵されていないニコンFに対し、ニコマートFTは全面平均測光のCdS露出計を搭載している点が特徴で、当時プロのサブ機としても使われ、大変よく売れたシリーズです。