N700系X59編成1号車783-2059九周忌
あまりネタにするのは憚られますが、本日でN700系X59編成の初代1号車783-2059が廃車となって九周忌、そして2代目の誕生から8周年を迎えました。 N700系X59編成 https://muuseo.com/detelony/items/20 デテロニー 2015年6月30日、犯人含み死者2名を出す新幹線初の凄惨な火災事件が発生し、現場となるX59編成の1号車は損傷多大で修復不可と判定、そのまま廃車となった。 しかし、2号車以降の車両は復旧可能な状態であった為、1号車の代替車両を新製することでX59編成が再組成されることとなった。 新製された2代目783-2059は、事件から丸1年を迎える2016年6月29日、日本車輌製造豊川製作所からJR東海浜松工場へと陸送され、運用離脱していた2号車以降の車両と合わさり再編成された。 同年7月25日には本線上での試運転が行われ、7月30日より遂に営業運転に復帰したのだった。 この2代目783-2059は、当時増備が進められていたN700AことN700系1000番台の製造の合間に追加製造された影響で、ヘッドライトケースの形状が初代形態ではなくN700A形態とされたことが大きな特徴です。 しかし、飽くまでスモールA化されたX編成の1号車として製造されているので、ロゴや青帯先端部の長さなどは元の初代形態を維持しておりN700Aとは異なっています。 勿論、16号車は従来車から据え置きなのでライトケースは初代形態の為、同編成内の前後でライト形状が異なるという事態になりました。 作製したX59編成と作製元のX65編成。 実車の登場経緯を考えると複雑な気持ちになりますが、モデラーの観点的には実に特徴的な形態差を有しており、未だに現役でZ編成期間を考慮しても2代目の活動期間の方が長く、また好意的に捉えれば復活の象徴であるとも言える存在なので、このX59編成は前々から再現してみたいと考えていた車両なんですよね〜。 今年の1月にはKATOから念願のN700系2000番台が発売され、Assyパーツのネット注文で全周幌カプラーと共にN700Aの先頭車の床下(とE3系R17編成作製用の屋根板付きボディ)を予め購入しており、先日改造用の2セット目を安く入手出来たのでこうして作製してみた次第です。 まあ言われてみなければ気付かないような程度の改造なのですが、ライトケースのサイズ合わせや左右での形状合わせもバッチリ決まったので筆者は満足ですw。 このような事件が二度と起こらないよう願いつつ、X59編成が末長く活躍することをお祈りします。