月報 日本ビクター(フィリップス系)1967〜1969年

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日本ビクター(フィリップス)の月報1967年〜1969年です。
この時期のフィリップス月報はサイズが独特で、広げるとB2サイズにもなるものを折り畳んで発行していました。69年7月号からはB3サイズに変更されますが、折り畳んだ結果は変わりありません。

グループ・サウンズの全盛期ということで、68年1月号にはフィリップス系のグループが多数掲載されています。
日本で人気の高かったヴィッキーの初LPが同じ68年1月号で紹介されています。(67年12月25日)

ポール・モーリアの人気はこの頃から高まり、1998年の「さよならコンサート」まで継続しました。広範なファン層に支持されていたと思います。

69年5月号では、ベルリン・フィル八重奏団によるモーツァルトのディヴェルティメントが紹介されています。弦楽四重奏などでは常設の団体が存在しますが、管楽器を含む室内楽の場合はそういう団体がほとんどないため、同じオーケストラの首席奏者を中心としたアンサンブルを組むというのは、色々な意味で良い方法だと思います。ウィーン・フィルなどでも、盛んに行われていました。

69年7月号では、森山良子さんのアルバムがまとめて紹介されています。

「黒ネコのタンゴ」は69年10月号に掲載されていますが、「新時代の大人の童謡」というキャッチで何の構えもなしに発売しているようで、200万枚を超えるヒットになるとは考えていなかったのかもしれませんね。

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