月報　テイチク　1967〜1969年

テイチク・レコードの月報1967年〜1969年です。

まずは邦楽でのビッグ・ヒット盤を２枚。67年3月号には「夜霧よ今夜も有難う／粋な別れ」（石原裕次郎さん）が登場します。両曲とも浜口庫之助の作詩作曲によるもので、素晴らしいカップリングだと思います。次の4月号では「世界の国からこんにちわ」（三波春夫さん）が掲載されています。

大映レコードとは、もちろんあの映画会社の「大映」がレコード事業に乗り出したもので、製造・販売はテイチクが担当していました。第1回発売も当然大映の映画スターによるものでした。

全く路線の異なるのがアイドル系のはしりとも言うべき小畑ミキさんでしょう。これといったヒット曲はなかったようですが、さすがモデルさんらしく、ジャケットはポートレート写真そのものという感じです。

68年7月号にはスウィング・ウエストの「雨のバラード」（当初はＢ面曲）が紹介されています。湯原昌幸さんの在籍したグループですが、バンドの解散後にソロ名義としても発売されました。

ディオンヌ・ワーウィックは1968年10月号の裏表紙ですが、当初は「サン・ジョゼへの道」だったんですね。（暫くすると「サン・ホセへの道」に改められます）

矢吹健さんの「あなたのブルース」は1968年6月1日発売でしたが、この画像はレコード大賞新人賞等の受賞を受けて69年3月号に再広告されたものです。

浅丘ルリ子さんの「愛の化石」は1969年8月5日発売でしたが、LPも8月15日に発売されています。

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