金生山化石図鑑

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赤坂石灰岩を産出し、現在も工業的な採掘が行われている岐阜県大垣市にある金生山、ペルム紀の地層からは多くの化石が見つかってきました。1874(明治7年)にGumbelによりフズリナ(Pseudofusulina japonica)が国内で初めて記載された事から「日本の古生物学発祥の地」とされます。三葉虫の産出は、比較的遅く1970年(昭和45年)に報告されています。この書籍にも発見当時のエピソードや当時の研究者の見解などと共に白黒写真も掲載されています。産出した三葉虫は、Pseudophillipsoa obtusicauda(KAYSER)とされています。この書籍は、非売品とされていて部数は当時の会員など僅かな発刊数であったと思われます。

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