Trilobite

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1982年(5/1〜10/31)にテネシー州ノックスビル市で開かれた「ノックスビル国際博覧会(Knoxcille World's Fair)」の記念切手です。「エネルギーは世界の原動力」をテーマに日本を含む16カ国が参加し、1,113万人が訪れたそうです。当時の資料を見てみると世界各国のパビリオンが林立し、テーマが絞られた万国博覧会といった内容であります。化石燃料に代わる新たなエネルギー源を実用化していくことが求められた1980年代。人々のエネルギーに関する関心は今以上に高かったと思われます。図案に目を移すと4つのテーマでイメージをデザイン化しています。三葉虫は、「化石燃料」の一つとして登場しています。一緒に描かれているのはシダ植物でしょうか、地下資源であることが一目でわかります。化石燃料は、石炭や天然ガスを含む広義な意味が含まれており、三葉虫は動物由来の化石という意味で描かれたものと想像できます。種類や分類については、特定の種類をモチーフにしたものではありませんが、一目で三葉虫と分かる様にシンプルにデフォルメされています。

左上:Solar energy(太陽光エネルギー)
右上:Synthetic fuels(合成燃料)
左下:Breeder reactor(増殖炉)
右下:Fossil fuels(化石燃料)

【外部サイト】expomuseum.com
http://expomuseum.com/1982/

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