Redlichia chinensis/Ptychoparia coreanica

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Redlichia chinensisといえば、古くは中国産Redlichiaの総称的な意味合いがあると思っているのですが、朝鮮半島でもカンブリア紀の地層があり、近似種が産出したと思われます。図案を見ると中国産の種類とは別物のように見えてしまいますが、自在頬を欠損しているのでイメージが異なるだけかと思います。もう一つのPtychoparia coreanicaも情報が乏しく、現物の写真は[Trilobiten weltweit]にも掲載されていませんが、同本の92pをみると産出地が記載されているので、朝鮮半島で産出する三葉虫で間違いなさそうです。とても地味な種類の2つですが、明らかにカンブリア紀を代表する種類が朝鮮半島で産出していたことが分かります。

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    Trilobites

    2020/06/12

    ORM
    朝鮮半島でもRedlichiaが採れるんですね。やはりあまり、中国のどこぞの省で産出するR.chinensisとされるものと見分けがつきませんね。 最も古くてもデボン紀の三葉虫が精一杯の日本とは異なり、お隣の朝鮮半島ではカンブリアやオルドビス紀のそれが産出して羨ましいですね。もっとも日本は石炭紀やペルム紀の三葉虫が採れるので、新しい時代の三葉虫には大いに恵まれていますが。(10月25日)

    > ORMさん  多分、北朝鮮では鉱物資源ではない、古生物学の研究は進んでは無い気がしますので、情報が乏しく、これから先も情報が出てくる気がしませんね。朝鮮に三葉虫コレクターなど、存在するかわかりませんが、日本から見て大陸のカンブリア紀やオルドビス紀の地層が羨ましいように、日本の石炭紀やペルム紀の三葉虫が中心なのは、羨ましがられていたりするんでしょうかね。(10月25日)

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