Asaphus expansus

0

題名の「Conchas e fossels」とは、ポルトガル語で「貝と化石」。アフリカ圏では現生の貝と、絶滅生物の化石を同一視しているのは、北西部や中央の旧フランス植民地帝国圏だけの文化かと思いきやエリア的に遠く離れたアフリカ東南部でも同じ感じなのでしょうか。Turritella terebra(キリダイダマシ/腹足綱/インド洋太平洋)は、現生種であります。どちらも産地も生息地も意味のあるものに思えないので、Asaphus expansusに関しても同様かと思います。ロシア産のやや古い産出の化石と思われます。近年は、A.expansusも更に細分化されていますが、写真から区別は難しいです。

(タブ)
Tyrannosaurus rex(獣脚亜目/ジュラ紀/アメリカ)
Ataxioceras conditum(アンモナイト亜綱/ジュラ紀/ドイツ)

左2:Aeger tipularius(甲殻上綱/ジュラ紀/ドイツ)/Tutufa oyamai(チリメンナルトボラ/腹足綱/太平洋日本近海)
右上:Seymouria baylorensis(両生網/ペルム紀/アメリカ)/Tibia martini(ワタナベボラ/腹足綱/太平洋日本近海)
右下:Archaeopteryx lithographica(古鳥類/ジュラ紀/ドイツ)/Cypraea tigris(ホシダカラ/腹足綱/太平洋インド洋)

Default
  • File

    Trilobites

    2020/06/12

    ORM
    一部のアフリカ諸国では、貝と化石を同一視しているというのが、面白いですね。化石のチョイスは、有名で目立つのを選んできたという感じですが、私は詳しくありませんが、貝に関しても有名な種を選んでいるんでしょうかね。(11月01日)

    > ORMさん  なぜアフリカでは貝=化石なのか真相をしりたいですよね。20世紀ならまだしも、発展途上国とはいえネットもスマホも普及している今年の発行ですからね。貝に関しては私も詳しくは無いのですが、それ程特殊というよりは、見た目が美しい種類を選定しているように思います。貝の収集家というのは統計上のデータがあるわけではありませんが、三葉虫収集家よりメジャーなのではと思います。(11月01日)

    返信する