化石の友4号

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東海化石趣味の会(現:東海化石研究会)の機関誌。中部地方には重要な化石産地が多くある事もあり、アマチュアでも採取に関われる環境がありましたが、化石の採取は新参には難しく、先駆者がいない採取もままなりません。エリアに特化した同好会は重要な情報源となります。1970年代初頭、既に有名産地であった岐阜県の金生山から三葉虫が発見された特集になります。日本において三葉虫の採掘は、採取者にとって憧れであり、金生山の様な有名産地から初めて報告されたとなると当時の新聞に載る程のニュースでありました。これらのレポートを拝見すると当時の感動と興奮が、手に取るように分かります。小学生から当時の著名な研究者までが同じ紙面の中で執筆しており、日本における化石採取の黄金期の理想の姿を垣間見る事が出来ました。

https://tokaikaseki.org/books/kakinotomo_index1-20.htm

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