Palais Schaumburg “Lupa”

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Palais Schaumburg(通称「パレ・シャン」)については以前にも紹介していますが、それは多分Holger Hillerが関わっていたバンドとして聴いていたからだと思います。それで、Hillerが脱退した後のパレ・シャンには興味が無かったのですが、先日、YouTubeで電気グルーヴの石野卓球氏が紹介していて、俄然興味が湧いてきて、思わずポチッた訳です。この作品”Lupa”はセカンド・アルバムになるのですが、それまでの経緯などは以前に書いた通りですので、ここでは省略させて頂きます。このセカンド・アルバムのメンツは、Walter Thielsch (Vo), Ralf Hertwig (Drs), Timo Blunck (B, Choir), Thomas Fehlmann (Synth, Trumpet), Stefan Bauer (Vibes, Trombone, Piano)であり、ファーストで参加していたHiller (Vo, G)とWigbert Zelfel (Sax)が抜けています。なお、新VoのThielschはSterea Lisaなどの短期のバンドで活動していたVo兼Drs兼ソングライターです。またBlunckは後にDie Zimmermännerに参加しています。パレ・シャンは3枚アルバムを出していますが、3枚ともVoが違うと言う変わったバンドです。内容の方は、ホーンの目立つ「カキクケ」ファンク・テイストな曲からなりますが、あのHiller特有の骨折ファンクよりもずっとポップ(聴きやすく)になってぃます。そして、何よりもギターレスな編成になっている点も特筆すべきでしよう。まあ、Voが代わっただけで、バックに変化はないので、当然と言えば当然ですが。そうですね、曲によっては、Vibraphoneやトランペットを使っていることもあって、ラテンミュージックやジャズ・テイストの曲もあり、ポップミュージック/ワールドミュージックとしてはちょっと歪ですが、良くできたアルバムだと思います。なので、Hillerが抜けただけじゃなくても、聴かれるべき作品ですね。

https://youtu.be/frY5Yh4_XCM

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