Ultravox! “Ha!-Ha!-Ha!”

0

本作品は”Mr. Quite Man”ことJohn Foxxがヴォーカリストとして率いていた時期のUltravox!のセカンドアルバムです。前にもこのバンドのファーストアルバムについても書きましたが、おさらいとして少し書いておきます。この時のメンバーはJohn Foxx (Vo), Stevie Shear (G), Billy Currie (Violin/KBd/Synth), Chris Cross (B/Vo), Warren Cann (Dr)の5人で、最初期(1974-1976年)はTiger Lillyなどと名乗っていました。Ultravox!になったのは1976年からで、これがバンドの第一期に当たります。その後、John Foxxは1979年まで在籍しますが、脱退し、この後にRich KidsのMidge UreがVo/Gで加入して活動しています。ただ、私的にはJohn Foxxが在籍していた3年間(最初の3枚のアルバム)が本当のUltravox!と思っていますので、その後、彼等がアルバム”Vienna”でヒットを飛ばしたのは関心がありませんでした。因みにJohn Foxx在籍時はUltravox!、その後はUltravoxと表記されます(ビックリマークの有無)。それで、このアルバムですが、ファーストアルバムの更なる発展形とも言える名曲揃いで、どの曲も甲乙付け難いのですが、”Fear in the Western World”や”Artificial Life”, “Distant Smile”などがお気に入りで、やはりB面最後にはお約束のリズムボックスを用いた”Hiroshima Mon Amour”が収められています。タイトでマシーンのようなリズム隊、バンドの花でもあるViolinとキーボード、控えめだがポイントをついてくるギター、そして独特のアクセントでダイナミックに歌うJohn Foxx。全てが完璧です。曲名からも分かるように、SFチックと言うか近未来的と言うか、そんなテーマがあったのだと想像します。惜しいことに、John Foxx在籍時の3枚のアルバムは当時は日本盤は出ておらず、一部のニューウェーブファンや好事家にしか渡らなかったようです。

https://youtu.be/j9qFmyuPBdc

#Ultravox! #Ha!-Ha!-Ha! #NewWave #London #JohnFoxx #SynthPop

Default