天文少年の部屋:ふじわら工房

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『天文少年の部屋』ふじわら工房作。

電気を使った工場系オブジェをメインに、天体や鉱物を取り入れた作風。

個展『物語は月と共に』で展示された品のひとつ。

会場の「月光百貨店」は芦屋と遠いため行けてないけど、Twitterに写真があがっており。

見た瞬間に「これは自分のための作品では!」と強く惹かれ、即購入へ。

なお、会場の写真では「三度の飯より星が好きな天文少年の部屋」とラベルがつけられていた。

個展のテーマより、月明かりが射し込む部屋なのでしょう。

センサーライト搭載で、近づくと机上の照明がつく。

机の上には望遠鏡と、万華鏡でしょうか。

棚の上には鉱物(パイライト)、丸めた地図?、書籍。重ねた金属でちゃんとページなのがいい(写真6)。

壁の星図が、雑に貼られてるのも男の子の部屋感を出していて良し。

足元の球体がわからないのだけど、作りかけの天球儀でしょうか?製作者サイトに質問中。

ケースを開けられるので、私物のスピネル原石を机にのっけてみた(写真7)。

製作者の理想の完成形とずれるかもだけど、私物を置くと、ぐっと「自分の部屋」になるでしょう?

なお、調べると過去に同作品は作られていたが、中の小物が違っていて、前のは机の下は鞄、はしごはなく、本は一冊斜めになってた。しかし、購入したこのバージョンの方が好み。

展示会のメインとしてポストカードに使われているので、思い入れが強めの作品なのでは。

ふじわら工房の作品からは、稲垣足穂や宮沢賢治や長野まゆみの世界観を感じる。

内林武史さんの作品が好きな人にもささるんじゃないかな。

https://muuseo.com/Mayu_I_ofugutan/items/91?theme_id=34691

https://muuseo.com/Mayu_I_ofugutan/items/100

ふじわら工房の作品、前々から気になってたけど、いいなと思ったのはすでに売れてる過去作品とか、個展があっても関西で行くの難しく。ネットで見たタイミングがよかった。

会場の月光百貨店も足穂の世界観が好きで、4年ほど前にオープンした店のようで。だから足穂の住んでいた神戸の芦屋なのではと。

扱ってる製品や個展もそれを感じる作家さんのものなんですよね。

大学のとき神戸に住んでいたので、そのときにお店があったら通ってたんじゃないかな。

#稲垣足穂 #宮沢賢治 #長野まゆみ #鴨沢祐二 #内林武史 

異空への窓 Window to another dimension:内林武史
-どんな時も月を眺める事は出来るし どの世界にいても月はいつも見守ってくれている- 天文や時間、機械、鉱物などをモチーフや素材にし、いつかどこかで見たようなノスタルジックな世界を創り出す作家、内林武史氏の作品。 『夕刻に見える細い月は これから段々と満ちていく「始まり」を予感させてくれます』 転職で新しい場所に入っていく気合いと願掛けをこめて購入したもの。 本体の素材は木材や樹脂。エイジング加工された本のリアルさを感じます。文庫版のサイズなので、本棚にずらっと文庫本と並べるのがベストの飾り方。ふと一冊の本を見ると、本棚の奥へと続く世界が。新たな物語の始まりです。
https://muuseo.com/Mayu_I_ofugutan/items/91
昨日みた風景 The scenery I sew yesterday: 内林武史
2021年12月に「石を見ながらお酒を楽しむ」鉱物Barで開催された、内林武史さんの個展『石と星の標本室』。鉱物を使った宇宙や星をイメージした作品が展示されていました。 これは、展示されていた作品の1つ『昨日みた風景』。2021年にあった、三日月と金星の接近を見たことがきっかけで作られたというもの。 その月と金星を、古代の遺物か未来の建造物のような方解石(カルサイト)が見上げています。石をよく見ると、小さな虹が。 見たときから、時間と空間を超越した旅の風景という印象で、ぜんまい仕掛けの時計の横に置きたいなと思っていました。 また、ちょっと思い浮かんだのは、稲垣足穂の『黄漠奇聞』の最後のシーン。 神にならんと月を捕らえた王が、砂漠の帰路で自分の都を見失って彷徨う。廃墟にたどりつくと、そこは幾千年を経た、かつて栄華を極めた自分の都、バブルクンドであった。王は絶望して月を捕えた箱を開ける。空には何事もなかったように三日月がカラカラと嘲笑っていた… 作品は会期後に引き取れたので待ち時間は長かったのですが、個展の目録の写真集とポストカードを付けてくださいました。 #アート #天文 #鉱物
https://muuseo.com/Mayu_I_ofugutan/items/100

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