EF-M 32mm F1.4 STM

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2018年9月に登場したおそらくEF-M最後になるであろうレンズです。プロ向けのLレンズに匹敵する光学性能という触れ込みです。このレンズが登場した時はすでにRFマウントのミラーレス一眼カメラ(EOS R)が発表されていました。RFマウントが登場してもはやEF-Mは終わった,と多くの人が思ったタイミングでリリースされました。おそらくCanonのなかではRFとは関係なく開発されていて,最終段階にあったためRF登場後であっても市場に投入されたのだと想像します。

しかし,このレンズの後,EF-Mレンズは5年以上経過しても新しいレンズが登場するという噂さえも聞こえてこないので,おそらく,CanonのなかでEF-Mシステムは,レンズ,カメラともに完全にその役目を終えている,と考えるのが妥当だと思われます。RFマウントでAPS-CフォーマットのカメラであるR7, R10, R50もリリースされ,APS-C用のRF-Sレンズも登場しているのでEF-Mはもう終わったと考えるべきでしょう。

私の記憶では,CanonはAPS-Cサイズのイメージサークルをもつレンズに対してはLレンズを一つもリリースしてこなかった,と思います。Lレンズに匹敵するという触れ込みで登場した32mm F1.4は,EF-Mシステムの有終の美を飾るレンズと言えるかもしれません。

実際,よく写りますし,EOS M6 Mark IIの高画素にも十分に対応できる解像度があります。現代的な意味でとてもよくできたレンズだと思います。

このレンズによる作例を
https://mor-s-photo.blogspot.com/search/label/EF-M%2032mm%20F1.4%20STM
においています。

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