Odontopleura ovata

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フンボルト博物館(ベルリン自然史博物館/Natural History Museum Berlin)に所蔵する化石のシリーズです。個人的にはドイツに行った際に、ここに立寄れなかったのが未だに未練で、何時かは図案にもなっている始祖鳥のベルリン標本の実物を見てみたいなと思っています。Odontopleura ovataといえば、チェコ産が知られますが、ポーランドやドイツのシルル紀の地層からも産出しています。挿絵風に描かれたOdontopleura ovataは、左側の保存状態が良く、リカス特有の存在感を醸し出していて他の図案に採用された化石と比較しても引けを取りません。

10Pfennig/Lebachia speciosa (ソテツ類/石炭紀)
15Pfennig/Sphenopteris hollandica(ソテツ類/石炭紀)
20Pfennig/Pterodactylus kochi(翼竜目/ジュラ紀)
25Pfennig/Botryopteris forensis(シダ植物/ぺルム紀)
35Pfennig/Archaeopteryx lithographica(古鳥類/ジュラ紀)

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    Trilobites

    2020/06/12

    ORM
    O.ovataは小型種でありますが、拡大したりこのように図案にしたりすると、いっそうその異形性が際立ちますね。M. miraや日本のCraspedargesもそうですが、リカスはたとえ小型でも、一目にああリカスだなと分かる派手な貌付きをしていますね。病み付きになる種で、人気が高いのもうなづけます。 私もベルリン標本はいつの日か、本物を現地で見てみたいなと思っております。(10月25日)

    > ORMさん  本種の様な小型リカスは、拡大して凄さに気が付きますので、始祖鳥と並べても見劣りしませんね。実物を比較すると圧倒的に始祖鳥ですが、拡大してみれば存在感が分かります。やはり三葉虫は、実物化石より写真のが観察するうえでは圧倒的に有利なのが分かりますね。欧州の自然史博物館は、行ってみたい所が沢山ありますが、ここは一日居ても飽きない気がします。(10月25日)

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