初めて日本に導入されたプラネタリウム@昭和初期の子ども向け天文学入門書

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大正十三年に創刊され、今も続く子ども向け科学雑誌『子供の科学』の初代編集長が書いた、やさしい天文学の本の巻末附録として載っている、大阪の「電氣科學館」へ我が国最初、世界でも二十四番目に設置されたプラネタリウムの写真とその説明。
同館は現在の大阪市立科学館の前身で、最上階に「天象館」というプラネタリウム施設が置かれて人気を博したという。そのドーム内部の巨大な投影機や客席の写真はときどき見かけるが、「講壇」つまり解説席の内側、しかもそこにある操作装置部分が写っているものはかなり珍しいのではないかと思う。ここにも書いてあるが、本書の出た前の年に据え付けられたばかりの、かなり早い時期の姿でもある。
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