光の加減で見た目の変わる金属鉱物図@昭和初期の鉱物図鑑

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図版研「架蔵資料目録」ブログ記事
http://lab-4-retroimage-jp.seesaa.net/article/471743654.html?1574693439
でも紹介した、昭和初期の鉱物図鑑に載っている標本写真図版のうち、特殊インクで金属光沢を表現したものをいくつか。正面からフツーに撮ったときと、こうして外光に当てながら斜めから接写したときとでは見え方が違うのだ。
といっても、これはやはり現物をお手にとってためつすがめつしていただかないと、「おぉ、見る角度によって光り方が変わる!」という実感はなかなかおつかみいただけないと思うので、なんとももどかしい限り。
この図鑑の大東亜戦中に出された別ヴァージョンは、図版研の本『鑛物標本』で同時期の集合標本と引きくらべてご覧いただく、という趣向で使っている。だいぶ戦況が悪化して物資不足に悩まされた時期にあっても、この「光沢」再現の試みは変わらず続けられていたところに、著者の心意気を感じてしまうのだった。
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