This Heat “s/t”

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なんで、このアルバムが後なのか? This Heatのファースト・アルバムです。これは当時、友人から聴かせてもらって、テープにダビングしてもらったので、そればかり聴いていて、中々、現物を入手するのが遅れました。彼等のバイオグラフィーは以前に書いていますので、ここでは省略させて頂きます。メンバーは不動のトリオで、Charles Bullen (G, Clarinet, Viola, Vo, Tapes)とCharles Hayward (Perc, Kbd, Vo, Tapes)及びGareth Williams (Kbd, B, G, Vo, Tapes)ですね。彼等は自身のスタジオCold Storageでの曲をライブでも再現する為に、テープを用いていましたが、これもThis Heatの特徴ですね。録音時期は1976年2月〜1978年9月に2チャンネルか24チャンネルで録音されたもので、モノラル・カセットだったりステレオ・カセットだったりしています。そして、プロデュースは彼等自身とDavid CunninghamそしてAnthony Mooreと言う鉄壁の布陣で挑んでいます。内容は完璧を通り越して、もう泣けますね。A2 “Horizontal Hold”の鋼の如きリズムにもう痺れます。A3 “Not Waving”でのヴォーカリゼーションそして、A4 “Water”でのメタパーからのA5 “Twilight Furniture”の土俗的リズムと彼等らしいメロディの融合は最高です❗️そして、B1 “24 Track Loop”のフランジャーを掛けたシンバルのカッコ良さよ! そして不明瞭な音から成る数曲の後に、B4 “Rainforest”の喧騒が始まり、そこから立ち上がってくるB5 “The Fall of Saigon (サイゴン陥落)”は痺れまくりで、まるで呪術のようなドラミングが冴えています。そしてギターソロの音は捩じ切れて、B6 “Testcards (yellow)”のノイズ音へと繋がりアルバムは終焉を迎えます。最早、ケチの付けようのないアルバムです。これはやはり聴いておくべき作品の一つですね。マスト❗️

B5 “The Fall of Saigon”
https://youtu.be/Lrfz9pULvm8

[full album]
https://youtube.com/playlist?list=OLAK5uy_mMWBy-nj9oDWzaCUOl_4b7RJaBVUN2lk8

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