Neonbabies “Harmlos”

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久々のNeonbabiesです。今回はセカンド・アルバム”Harmlos (ハールムロス)”を紹介します。その前に、久々なので、Neonbabiesの略歴を簡単に纏めておきます。Neonbabiesは、1979年にベルリンで結成されています。その時の結成メンバーには、Inga DiLemmaことInga HumpeとAnnette Spinettiこと実姉Annette Humpeがいました。1979年に、Neonbabiesは、Havelのゲストハウスでライブデビューしており、その後、Nikolaus Polak (G; ニコラウス・ポラック), Conny Homeyer (B; コニー・ハーメイヤー), Toni Nissl (Drs; トニ・ニシル)及びReinhard Meermann (Sax; ラインハルト・メアーマン)のメンツで、初めてビートスタジオで録音を行い、この時に制作されたEPが1980年初めにリリースされています。このEPには、AnnetteのバンドIdealのヒット曲”Blaue Augen(ブラウエ・アウゲン)”の元曲が含まれています。1980年秋には、彼等のセカンドEP”Die Krönung (ディ・クレヌンク)”がリリースされ、1000部リリースされましたが、僅か数日で完売しており、ベルリンを代表するバンドになっています。ちょっと話しが前後しますが、1980年初頭、Annetteは自身のバンドIdealを移り、代わりにMikoことPetra Mikolajczuk (ペトラ・ミコワイチュク)が加入しますが、ファースト・アルバムを制作後、脱退しています。このファースト・アルバムは、インディーズレーベルGood Noise Recordsからリリースされましたが、20000部が売れ、大ヒットしています。1982年に、Dave Hutchinsは、Conny Plankのスタジオで、本作品でもあるセカンド・アルバム”Harmlos”を録音し、Ariolaからリリースしています。その年の夏に、彼等は国内ツアーを行い、蘭でのベルリン・アムステルダム・フェスティバルでも演奏しており、初のTV生出演もしています。彼等は、同年8月に、ベルリンのWaldbühne(ヴァルドビューネ)でコンサートを行い、その模様は、ARD第3番組で放送されています。その後、Nikolaus Polak (G)が脱退し、Toni Kambiz (G; トニ・カムビツ)が加入し、1982年秋にDrafi Deutscher(ドラフィ・ドイッチァ)のプロデュースでシングル”Ich Bin Ein Mann”をリリースしましたが、商業的には売り上げは大きく下回りました。1983年には、Gareth Jonesのプロデュースで、ベルリンのHansa Studioにてサードアルバム”1983”を録音し、Ariolaからリリースしめしたが、バンドはまもなく解散しています。最後のシングル”Eiskalte Engel”が、同年10月にリリースされていますが、これはアルバム”1983”の中の曲”Engel”のリミックスであり、Inga Humpeのファンへの別れの贈り物と考えられています。この解散の時、Inga & Annette Humpe姉妹は、Prokopetz, Manfred O. “Fredi” Rauchenは、Deutsch-Österreichisches Feingefühl (DÖF; ドイッチュ・エステライハッシェ・ファインゲフューレ; German-Austrian Sensitivityの意)と言うNDW関連のプロジェクトに加入していますが、これはバンドと言うよりもキャバレー・プロジェクトみたいな存在です。
 と言うのが、Neonbabiesの略歴となります。先述のように、メンバーは、Inga Humpe (Vo, Kbd), Reinhard Meermann (Sax, Kbd), Nikolaus Polak (G), Conny Cool (B), Toni Shanghai-Nissl (Drs)の5人で、プロデュースは、Dave HutchinsとNeonbabiesとの共同でやっています。割と、バンドもノリに乗っていた頃のアルバムですが、他のNDWのバンドと違って、バックの演奏も結構上手くて、改めて聴いてビックリしました。まぁ、それは置いておいて、各曲をご紹介していきましょう。
★A1 “Alibi” (3:05)は、結構、BやGがブリブリ効いた曲で、Saxも効果的な曲で、IngaのVoも力強い。
★A2 “Reise” (4:15)は、不穏と言うか落ち着いた曲で、Drsもドコドコしており、レゲエ調だったりで複雑なアレンジです。Saxのオリエンタルな響きも中々よい。
★A3 “Angelogen” (1:28)は、アップテンポの勢いの良い曲ですが、間奏のSaxも吹きまくってますね。Ingaも緩急付けて歌ってます。
★A4 “Ausser Sich” (2:44)は、ちょっと不思議なメロディ・ラインなのですが、IngaのVoとカシオも良い味です。とにかくSaxは吹きまくってますね。
★A5 “Carosello” (3:54)は、変則4拍子のDrsにBが絡んできて、Ingaが切なく歌っています。サビでの疾走感は良い感じですし、Ingaも声を張り上げています。
★B1 “Moderne Liebe” (3:34)は、スカっぽいリズムでダンサブルな曲で、Bが凄テクですが、中々のパーティーソングに仕上がっています。Saxも良い味付けです。
★B2 “Triebtäter” (5:44)は、シグナル音で始まり、やがてカシオの可愛らしいメロディとIngaの囁くようなVoのダンサブルな曲になります。相変わらずSaxは吹きまくってます。
★B3 “Roboter” (3:22)は、カシオの不協和音を上手く用いたポップソングで、IngaのVoも力強いです。途中からのカシオのコード弾きも良い味です。
★B4 “Gemini” (3:16)は、細かいGのカッティングから始まるスパイ映画のような曲ですが、Ingaは囁くように歌いますが、サビでは声を張り上げます。また多層化したSaxも雰囲気抜群です。
★B5 “Aiaiaiaiai” (2:11)は、ドコドコしたDrsにスライド奏法のGが加わり、更に伸びやかなSaxが乗る曲で、カシオ低音やIngaの掛け声が入ったと思ったら、急に終わります。

 何か久しぶりにNeonbabiesを聴いたこともあってか、もっとKbdとかを多めに使って、如何にも「ニューウェーブ」な音を期待していたのですが、今回、聴いた感じは、Kbdは少な目で、代わりにSaxとかが大活躍しており、ちょっと戸惑ってしまいました。しかしながら、ポップソングとしては、凝ったアレンジが効いていて、中々聴き応えのある曲が並んでいますので、結構、楽しめました。そんなNeonbabiesのセカンド・アルバム、聴いてみますか?

https://youtu.be/gnBiYJD82-M?si=fxeyAGXnfdgOIM8G

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