Robert Rental & The Normal “Live At West Runton Pavilion. 6-3-79”

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このレコードを見つけた時は心の中でガッツポーズしましたね。この組合せはバッチリ1980年前後の音ですよ。皆さん、もう知っていると思いますが、The Normalと言うのはMuteのオーナーDaniel Millerのソロユニット名で、基本的には録音ユニットでした。ギターの3コードも弾けなかったDanielはJ.G.Ballardの小説”Crash”に影響を受けて、The Normalを始めており、KORG mini700s シンセとTeacの4トラックレコーダーで最初のシングル"T.V.O.D."/"Warm Leatherette"を自身のレーベルMuteからリリース、その後進のグループやアーティストに大きな影響を与えました。DanielがThe Normalとして出したレコードは先述のシングルと本作品のみです。一方で、Robert Rentalは、Thomas Leerとのコラボによる名作”The Bridge”をIndustrial Recordsから出しており、実験的エレ・ポップの先駆けとなっています。そんな2人が唯一残したのが、このワンサイドLPです。まあライブ録音なので、音質は良くは無いですが、エレ・ポップ(敢えてテクノポップとは言わない。寧ろインダストリアル・ポップかな?)の原石が垣間見られます。片面のみの録音ですし、曲名のクレジットも無いのですが、曲間が途切れないので、このリリース形態は丁度良かったと思います。内容はもう文句無しのシンセ好き向けのミニマルでプリミティブなポップソングを聴くことが出来ます。ヴォーカルはどちらがとっているのでしようか?なんてことは気にならない位の熱量ですね。もし、エレ・ポップに興味が有れば、この作品は一度は聴いておいた方がいいでしょう。装丁はショボいですが、内容は濃いです!

https://youtu.be/GE-CrUIk6Xc

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