Bauhaus “Mask”

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私、このバンドはそれ程聴いてはこなかったなぁ。と言う訳で、今回はGoth Rockの元祖、Bauhausのセカンドアルバム”Mask”です。何故かはよく分からないのですが、リアルタイムでは聴いてこなかったですね。特に好きとか嫌いとかもなく、スルーしてきました。先ずはメンバーを紹介します。Peter Murphy (Vo), Daniel Ash (G), David J (B), Kevin Haskins (Dr)です。それで彼等のバンドグラフィーを少し。結成は1978年です。Daniel Ashは、友達のDavid J. HaskinsとそのKevinと色んなバンドで活動してきましたが、彼はPeter Murphyを誘ったら面白そうと思い、一度は誘いましたが、特に何も変わらずと言うことで、そのままになりました。それで、Danielがやっていたバンドで割と長く続いていたCrazeと言うバンドが、数回ライブをやって、解散してしまい、そこで、Danielはもう一度、古い学校の友達でもあるPeterを誘ってみましだ。彼は当時、印刷工場で働いており、歌詞を書いたことも、曲を作ったことも無かったのですが、トライしてみることに。そして、Danielは古い付き合いの同級生であるKevin Haskinsをドラムで加えます。この時に、BはChris Barberで、S.R.と言うパンドを始めますが、数週間で、Bは、他のバンドのバンマスだったDavid Jに代わり、バンド名もBauhaus 1919に代わります。このバンド名は獨逸の有名なアートスクールの名前から拝借し、かつそのアートスクールが開校した年を表したものです。それで彼等は1978年の大晦日にWellingboroughのCromwell pubでライブデビューを飾ります。結成して僅か6週間後に、彼等はデモテープ作りの為、WellingboroughのBeck Studioで録音作業に入ります。5曲が録音されますが、ドラムにディレイやエコーをかけたり、或いは、彼等の有名な曲"Bela Lugosi's Dead"はこの時点では9分超えの曲でした。このデモが元で、1979年8月にSmall Wonder Recordsからデビューシングル”Bela Lugosi's Dead"をリリースします。この時にバンド名はBauhausに短縮されます。この曲は大手のレーベルはもっと3分位に出来ないか?と言ってくるので、ウンザリしていましたが、Small Wonder Recordsだけはそれでいいと返事をした為、彼等はSmall Wonder Recordsと契約します。このシングルは各音楽誌でも評判が良く、またJohn Peelにも気に入られ、BBC Radio 1でもかけられています。しかしながらSmall Wonder Recordsは利益が上がらないとの理由で、ツアーのサポートは出来ないと言った為、Bauhausは4ADと契約を結び、2枚のシングルを出した後に、彼等のファーストアルバム”In The Flat Field”を1980年10月にリリース。NMEなどは「ゴシック・ロマンスな似非デカダンスだな」と酷評されますが、リスナー受けは良く、英国インディー・チャートでも高い人気がありました。1980年8月に米国にミニツアーを敢行。戻ってきて、同年9月にT.Rexの”Telegram Sam”のカバー曲をシングルでリリースします。パンド側は、成功の予感がしたのか、4ADの親レーベルBeggars Banquetと契約を結び、2枚のシングルをリリース、その後、1981年10月にセカンドアルバムでもある本作品”Mask”をリリースします。パンドはKbdをより多く使用し、他の楽器も使い、多様な曲作りをしています。また、ジャケの絵はDaniel Ashによる表現主義的なドローイングを使用しています。また、このリリースに合わせて、Chris CollinsとKen Lawrenceによる短編映画も作製され、プロモーションにも使われています。その後、バンドはスタジオアルバムを4作品出して、1983年に解散しています。バンドは1998年にツアーの為、一度再結成していますが、その後、2005年に正式なリユニオンをして、2008年に解散、更に2019年に再々結成をして現在も活動中との事です。ここら辺のことはまた機会が有れば書きますね。
 それで、セカンドアルバムである本作品ですが、一言で言うならば、「カッコいい!」です。それを言っちゃ終わりなのですが、兎に角、A面1曲目”Hair Of The Dog”のイントロのギターからしてカッコいいです。また、A3”Of Lillies And Remains”でのPeterのスポークン・ワードも不思議なリズムの曲とマッチして良い感じです。A5”Hollow Hills”ではシンセやパーカッションなども用いて、スローで耽美的な感じがヤバいです。B面1曲目”Kick In The Eye 2”はファンキーなリズムに同時代性を感じます。またB2”In Fear Of Fear”では陽気な雰囲気の感じられる曲で彼等のイメージからは離れられますが、不思議です。シンセも暴れています。B3”Muscle In Plastic”のペースとヴォーカルとドラムの掛け合いは凄いです。B5”Mask”での逆回転するギターとシンセがマッチしており、締めとなってます。てな感じで、思ってた以上に多彩な表現が感じられました。ヘッドフォンで聴くと更に細かい凝ったところが分かりますね。彼等が、ゴスかどうかよりも、曲作りと凝ったアレンジが良く分かる作品だと思います。なので、皆さんも先入観無しで聴いてみて下さい。

A1”Hair Of The Dog”
https://youtu.be/gqXycgODO5Y

B5 “Mask”
https://youtu.be/4a2YH2ZRw2Q

[full album]
https://youtube.com/playlist?list=OLAK5uy_kT58uil_crUUz3nqqa_u4Ly-YnC-SdFHM

#Bauhaus #Mask #BeggarsBanquet #PostPunk #Goth #SecondAlbum #PeterMurphy #DanielAsh #DavidJ #KevinHaskins #SecondAlbum

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    オマハルゲ

    2023/07/21 - 編集済み

    バウハウスと言えば自分はこれです。これしか持ってません。無修正の輸入盤はジャケの股間が黒く塗り潰されてました。

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      Dr K2

      2023/07/21

      今さっきまで、”In The Flat Field”を聴いており、聴き比べていました。個人的には、”Mask”の方が好みです。

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    4AD

    2023/07/21 - 編集済み

    BAUHAUSは 1st LP と初期シングルだけでお腹いっぱいです。

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      Dr K2

      2023/07/21

      私はシングルは好きなんですが、どうも1stはソリが合いませんね。

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